内臓等による腰痛には要注意!

腰の痛みで一度は

「これ内臓からきてるのでは?」

と、不安になったことありませんか?

筋肉や関節が原因の痛みと内臓から出る痛みには

違いがあります。

今回の記事では、その違いについて書いてあります。

 

■腰に関する病気ではなく、内臓疾患等による腰痛も

腰痛の原因のほとんどは、腰の筋肉が疲労したり傷んだりしたことによる慢性腰痛、もしくは老化に伴い発症する腰椎に関する病気などです。ですが、その他に内臓の病気が原因で腰が痛むこともあります。

慢性腰痛や腰椎に原因のある腰痛の場合、症状は起き上がるときや前かがみになるときなどに出やすく、横になって休むなど楽な姿勢でいれば痛みは治まることがほとんどです。

一方、内臓疾患等による腰痛の場合には、姿勢とは関係なく痛みが続いたり、腰に負担がかからない姿勢でじっとしていてもひどく痛むことが多いです。楽な姿勢でいても痛みが続く、どんな姿勢でいても関係なく腰が痛むというケースでは、内臓疾患等による腰痛の可能性が高いのです。

 

■内臓疾患等による腰痛の原因になりやすい病気

腰のあたりが痛む原因となる内臓疾患として、主なものをご紹介します。

・尿路結石

若い男性に多い病気です。左右どちらかの背中や腰に、急に強い痛みが起こります。

・腎盂腎炎

腎臓の細菌感染症です。若い女性もしくは高齢の方が発症することが多いです。背中から腰にかけて、左右どちらかに重い痛みを感じるという症状が多いです。

・急性胃炎・胃十二指腸潰瘍

大抵はみぞおち付近が痛む病気ですが、ときには背中や腰、左側の横腹などが痛むことがあります。動作や姿勢ではなく、食事をとった直後や空腹時など、食事のタイミングによって痛みを感じます。

・急性膵炎

胆管の病気やお酒の飲み過ぎなどが原因で、膵臓に炎症が起きる病気です。急性膵炎を発症すると、脂っこい食事を摂った後やたくさん飲酒した後に、背中や左上腹部に刺すような痛みを感じます。膝を抱える姿勢で休むと痛みが軽減するという、一般的な腰痛に多い「姿勢によって痛みが治まる」という特徴を持っているので注意しましょう。

・大動脈解離

大動脈の壁が避けてしまう病気です。はじめは胸や背中がひどく痛みますが、大動脈の壁にできた裂け目が広がるにつれて痛みが腰周辺へと移動する、という特徴があります。

・腹部大動脈瘤

大動脈の壁の一部が膨らみ、こぶ状になる病気です。破裂しない間は無症状なのですが、一度破裂してしまうとおへその周辺や腰などに激しい痛みを感じます。

 

■いつもの腰痛と違うと感じたら内臓疾患等による腰痛の可能性大!

腰痛は、時には内臓に病気が起きていることのサインとして体にあらわれます。普段から感じる腰痛となんだか違う痛みを感じたら、内臓等に異常がないかすぐに調べてみることをおすすめします。緊急を要する事態になっている可能性もありますので充分注意してください。

 

■まとめ

いかがでしたか?

不安になったらすぐに病院を受診してみることをおすすめします。

それでも異常がなければ、筋肉や関節が原因の可能性がありますので

他の治療院に見てもらってくださいね。